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【1分で完了】ChatGPTを上回る強力なAI「Claude 2」の使い方を解説

ChatGPTの登場で対話型AIへの関心が高まる中、次世代モデルとして今最も注目を集めているのがAnthropic(アンソロピック)社の「Claude 2」(クロード2)です。
ChatGPTを上回る安定性と汎用性を実現したClaude 2ですが、まだ日本語化はされていないため、使い方が分からない人も多く、利用方法がパッとしないのが現状です。

そこで本記事では、「Claude 2の仕組みと特徴」について専門知識不要の優しい解説を行うとともに、「実際の操作方法や多角的な活用法」「注意点」を具体例とイラストでわかりやすくまとめました。
ChatGPTを使いこなすより一歩進んだ、Claude 2の活用法をご紹介します。

Claude 2の能力を最大限に引き出す方法をマスターすれば、仕事の効率化や創造性の向上に役立てることができるはずです。
興味を持った方はぜひ最後までお読みください。

この記事について

「Claude 2」とはChatGPT超えの対話型AIツール

Claude 2は、2023年7月11日、AI研究企業Anthropic社が開発した新しい対話型AIです。
OpenAI社のChatGPTよりも会話能力が高く、より質の高い回答が得られるとされています。

日本で使いやすくなった理由

これまではイギリスとアメリカでしか使えなかったのですが、とうとう日本でも使えるようになりました!
日本の国番(+81)が今回許可されたことに加え、英語ではなく日本語ベースでの指示がとてもスムーズに行えます。

Claude 2の仕組み

Claude 2のコアとなる「Consistent Claude」は、Anthropic社が開発した新しい言語モデルで、膨大なデータセットをもとにトレーニングされた大規模ニューラルネットワークモデルです。
人間の会話データやWikipediaなどのテキストデータを分析することで、言語の法則を学習しています。

そのため、与えられた文章の意味を理解し、適切に応答を生成できるのです。
Claude 2はこのモデルを利用することで、会話の一貫性や因果関係を理解し、人間らしい会話ができるのが特徴です。

その他利用規約規定、プライバシーポリシーに書かれてある重要な事

  1. 使用権限のあるものしか入力使用してはならない
  2. 権利者から同意を得ないものの入力は禁止
  3. 利用規約や法律に違反していない物のみ入力可能
  4. フィードバックやサムズアップ&ダウンアイコンを押さない限り、入力されたもので機械学習は行わない

Claude 2とChatGPTの違い

Claude 2とChatGPTの大きな違いは、「一貫性」と「安全性」の2点です。
ChatGPTは会話の前後のつながりが弱く、自分自身と矛盾する回答をしてしまうことがある一方、Claude 2は会話の流れを把握し、一貫性のある回答をします。

また、有害な回答を生成する可能性がClaude 2の方が低いとされており、これはAnthropic社がClaude 2に独自の安全対策を施している結果です。

Claude 2Chat GPT
会話の一貫性
安全性
自己矛盾
有害回答の可能性

【簡単5ステップ】Claude 2の使い方

Claude 2を試すには、公式サイトからWebブラウザでアクセスするだけ。
スマートフォンでもPCでも、新規登録から1分で気軽に利用できます。
無料プランを使えば制限はありますが、機能を十分に体感でき、簡単なインターフェースで誰でも手軽にAIと会話が楽しめるのが魅力です。

それでは、Claude 2を実際に使ってみる方法を紹介します。
今回はデスクトップ版のChromeブラウザからアクセスする場合を例にご説明します。

ステップ1. Anthropic公式サイトにアクセス

まず、https://www.anthropic.com/にアクセスします。
※当情報は2023/11/10時点のオープンベータのものとなり、今後変更される可能性があるのでご注意ください

上記画像左側にある、「Talk to Claude」と書かれている黒いボタンをクリックしてください。
そうするとステップ2の画面に遷移します。

ステップ2. 新規アカウント作成

上記画像のピンクの枠線で囲われた箇所にある、メールアドレスを入力してアカウントを作成するか、もしくはContinue with Googleと書かれたボタンをクリックしグーグルアカウント連係を使用してサインアップします。
すると、Claudeのアカウントが作成されログインできる状態になります。

メールアドレスを入力した場合

上記図のようにログインコード入力画面が表示されます。
入力したメールアドレス宛にログインコードが届いているので、送られたコードを枠内の「paste login code」に入力します。

ステップ3. 名前などの入力

上記図の枠内にそれぞれ「名前」「ニックネーム」の入力欄、「私は18歳以上です」「利用規約を読みました」の各チェックボックスがあるので、それぞれ入力します。

ステップ4. 電話番号認証

次に電話番号認証があるので、国旗をクリックし、アメリカから日本へ変更します。
すると、090から始まる電話番号が表示されるので、お持ちの携帯電話の番号を入力し送信します。
少し経つと携帯電話あてにコードが届くので、届いたコードを表示されている枠に記入し送信します。

ステップ5. Claudeのチャット画面を開く

登録が完了しログイン後、下図のようにClaudeとのチャット画面が自動的に表示されます。
これでClaudeと質問や会話ができるようになりました。

会話を開始するには、上記左側の枠線内に送信したい文章を入力し、右側にあるStart a new chatボタンをクリックします。

Claude 2の活用例4選

ここではClaudeを使用するにあたり、特におすすめな有効活用方法を4つご紹介します。

1. レポートや論文の要約作業を支援

Claude 2に長文の文章を要約してもらえば「効率的な内容把握」が可能です。
例えば、学術論文を読む時に、Claude 2に要約してもらうことでポイントを絞り込む作業をサポートできます。
信頼性の判断は必要ですが、作業効率の向上が期待できます。

長文と言えば書物やレポートが相当しますが、ここではPDFファイルになっているレポートを使用してご紹介します。

①のボタンにマウスをホバーすると、をクリックすると10MBまでのPDF、CSV、TXTなどの各種フォーマットのファイルが最大5つまでアップロード出来ると表示されます。

②アップロードされたファイルは②のように形式とファイル名が表示されます。

③アップロードしたファイルに対しての指示文を②のすぐ上に記載し、最後に①の右側にある送信ボタンをクリックしてください。

※読み込ませるファイル名に日本語が入っている場合、上手く取り込んでくれなかったのでアルファベットへの変換が必要かもしれません。

今回は、デジタルヒューマン白書2023のPDFレポートを実際に読み込ませ5分で読めるように要約をお願いしてみます。

AIHUB株式会社、デジタルヒューマン協議会を通じて『デジタルヒューマン白書2023』を公開。社会実装推進を目指し、新たな参画企業の募集を開始

https://aihub.co.jp/news/1lIuR-7f

取り込みと要約結果

読むことに5分も掛からないほど要約されましたが、同じ指示文を再度送信すると共通箇所と異なる箇所が表示されたため、要約の過大評価は禁物となります。
(デジタルヒューマン白書の中身も面白いので是非お読みください。)

2. マーケティングデータの分析を高速化

Claude 2はマーケティングリサーチのデータ分析にも効果を発揮します。
新商品の売上データや消費者アンケート結果をClaude 2に分析させることで、人間以上のスピードで洞察を得られる可能性があります。
ただし、Claude 2の意見は参考情報という認識が重要です。

ここでは消費者意識基本調査の下記グラフデータを比較表に変換してみます。

消費者庁:消費者意識基本調査 令和4年度実施(令和4年11月調査)

https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_research/research_report/survey_002/

・・・途中のステップ画像は割愛・・・

一時期「タイパ(タイムパフォーマンス)」といった言葉が流行っていましたが、データを見る限り、コスパ(コストパフォーマンス)の方が全体的に重視されていることが分かります。

このようにPDFに格納されているグラフからもClaude 2は読み込みできるため、使い方によってはかなりの時間節約になるのではないでしょうか?

3. プログラミング作業のサポート

コードの解説やバグ修正のアドバイスなど、プログラミング作業を支援してくれます。
プログラマー必須のツールと言えるでしょう。

例えば下記のようにバグの存在するソースコードの、どこにバグが存在するか質問と解決を促してみます。

そうすると、以下のようにバグ修正を行ったコードを返してくれます。

ここでも注意ですが、妄信せずに提示されたコードが他に影響しないかどうかを確認しつつ使用してみましょう。

4. 翻訳や文章作成支援

英文和訳や、下書きのブラッシュアップなど、翻訳・文章作成を支援してくれるため、思いつかない表現を提案してもらえます。

ここではある程度のテーマとキーワードなどを与えて、自由に小説を書いてもらう事にしました。

そして作成された小説がこちらです。

なろう系によくある出だしと展開になっていますが、まだまだ文章が固い感じもします。
しかし、題材とキーワードを与えただけでここまでのものを作成できるのは、素直に凄いと感じます。

Claude 2を使う時の注意点5つ

使って楽しい便利なClaude 2を上手く利用するには、以下の点に注意が必要です。

  1. 画像生成はできない
  2. 100%正確とは限らないこと
  3. 過剰依存は避けること
  4. 著作権侵害に注意
  5. 個人情報の取扱いに注意

それでは順に見ていきましょう。

1. 画像生成はできない

残念ながらClaude 2には画像生成機能は搭載されていません

少し煽り気味にしてみましたが、本当にできないようです。
ただ、少し角度の異なる質問をすると「生成できます」や「生成しました」などのように答えるので、将来的には実装されるかもしれません。

2. 100%正確とは限らないこと

Claude 2の回答はあくまでも参考として活用するのが正しい使い方です。
AIはあたかも本当のことかのように、もっともらしい嘘(ハルシネーション)を出力するケースがあります。
そのため実際に重要な判断をする場合は、Claude 2の意見に対してファクトチェックを行い、最終的には自分で判断する必要があります。

3. 過剰依存は避けること

便利なClaude 2ですが、過度に依存しすぎないよう注意が必要です。
自分で思考力を発揮する機会が減ると、能力の低下を招く恐れがあります。
上手にClaude 2を活用しつつ、自分の能力伸長を心がけるのがベストです。

4. 著作権侵害に注意

つい先日Anthoropic社をユニバーサルミュージックが提訴したことが明らかになりました。
問題としては、著作権のある歌詞をそのまま出力し、侵害しているとのことです。

試しに日本のシンガーであるAさんの2023年に発表された楽曲の歌詞についてCalude 2に尋ねてみました。

ご覧のように、しっかりと著作権で保護されている歌詞や長文を無断で掲載することは適切ではないと出力されていますが、例外もあるようなのでお気を付けください。

Gadget Gate
生成AI「Claude 2」が歌詞を無断配布したとして、ユニバーサルミュージックがAnthropicを提訴 | Gadget G... ユニバーサルミュージックがAIスタートアップ企業のAnthropicを提訴した。この企業が開発するAIモデル「Claude 2」が、著作権のある歌詞をそのまま出力することが、著作権...

5. 個人情報の取扱いに注意

Claude 2は入力された個人情報を機械学習はしないものの、アウトプットする場合があるようです。
すべてのChat AIに共通して言えることですが、情報漏洩につながるおそれがありますので、Claude 2に個人情報を入力することは避けるべきでしょう

Claude 2でよくある質問

Claude 2を使う上での疑問についてQ&A形式でまとめました。

Q. Claude 2を使うためには登録が必要?

A. 公式サイトからの登録が必要です。
Googleアカウントやメールアドレスなどで簡単に登録でき、1分程度で済みます。

Q.公式サイト以外でもClaude 2は使える?

A. SlackやPoeでの使用が可能です。

Poe

poe.com

わずか数秒で登録でき、すぐに様々なChat AIや画像生成AIを使用する事の出来るプラットフォームとして現在人気になりつつあります。
無料版、機能制限版、有料版とありますが、一通り試すことが可能です。

Slack

下記URLへアクセスし、お使いのワークスペースへ追加することですぐに使用可能となります。

slack app directory

Q. 無料と有料の違いは?

A. 無料版には1日最大50回の利用制限がありますが、有料版は無制限です。
業務用途で活用するならClaude Pro is の利用をオススメします。
コストはかかりますが、導入効果は大きく、短期間で投資効果が得られるでしょう。

Q. 有料版はどの程度の費用がかかるの?

A. Claude Proのプランは月額20ドルです。
※$20/month + tax
コストは発生しますが、活用次第で短期間に回収できると予想されます。

Q. PCがなくてもスマホだけで使える?

A. 可能です。
スマートフォンのみでもClaude 2の会話UIにアクセスできます

Q. 会話内容は保存されるの?

A. 会話の記録はすべて保存され、あとから参照できます
個人情報保護の観点から、機密内容は会話しない方が良いでしょう。

Q. 日本語対応は万全なの?

A. 日本語会話もできますが、まだ完全とは言えません。
英語の方が自然な会話ができる印象です。

Q. ChatGPTと何が違うの?

A. Claude 2の方が会話の一貫性が高く、安全性に優れているのが大きな違いです。

Q. 制限事項はある?

A. 暴力的・有害な表現の生成はできないよう制限されています。

まとめ

Claude 2は、ChatGPTを上回る会話能力を備えた新しく楽しい対話型AIです。
この記事でその特徴と使い方を理解いただけたでしょうか。
適切に利用すれば業務の効率化や創作活動に役立つはずです。

ぜひClaude 2の能力を使いこなしていきましょう。

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